2025年総裁選出馬を表明し、政界きっての論客として知られる高市早苗さん。
そんな高市早苗さんの旦那は、元衆議院議員の山本拓さんです。
政界きっての“おしどり夫婦”と言われていた二人ですが、一度離婚したのに再婚、そして現在は高市早苗さんが一人で旦那の山本拓さんを介護しているというのです。
この高市早苗さんと山本拓さんの波乱万丈の夫婦模様、離婚・再婚の理由、現在の介護生活までわかりやすくまとめてお伝えします。

高市早苗の旦那・山本拓とはこんな人

■ 山本拓(やまもとたく)
■ 1952年7月7日生/73歳
※2025年現在
■ 福井県鯖江市出身
■ 自由民主党の元衆議院議員
高市早苗さんの旦那である山本拓さんは、地元・福井を地盤に長年活動してきたなか1990年に衆議院議員に初当選し、なんと通算8期も連続で務めた実力者です。
2006年には第1次安倍内閣で農林水産副大臣を務めるなど、政界で重要な役職を歴任してきました。
父親の山本治さんは元鯖江市長で、前妻との間に子どもや孫もおり、いわゆる“政治家一族”出身の人物でもあります。
高市早苗の旦那・山本拓とは衝撃の交際0日婚‼

高市早苗さんといえば、交際0日で結婚という「スピード婚」が有名な話。
子どもの頃から夢見ていたような「運命的な出会い → 熱烈な恋愛 → 婚約 → 結婚式→ 新婚旅行 → 甘い新婚生活」といったパターンではなくて、短期間で話が進んでしまった上、結婚式も新婚旅行も同居も何時になるやら目途が立たない状況ですので、まだ結婚の実感もそれほど湧きませんが、昨日、婚姻届の受領証を夫から貰って、「高市早苗」から「山本早苗」に変わったんだなあ・・と、じわじわ嬉しくなってきているところであります。
引用元:高市早苗 衆議院議員公式HP
本当に短期間で話が転がるように進んで結婚されたようですね!
そのきっかけは何だったのでしょうか?
高市早苗と山本拓の結婚の馴れ初め

2人の出会いは2003年の衆議院選挙での高市早苗さんの落選がきっかけでした。
当時、落選で落ち込んでいた高市早苗さんを山本拓さんが励まし、声をかけてくれたことが関係を深める結果となったようです。
昨年11月です。私が総選挙で落選してしまった後に励ましの電話をくれて、「僕も落選経験が有るので、落選直後の大変さは分かります。短期間で国会事務所の撤収や秘書の再就職先探しもしなければならないのでしょうから、力になれることが有れば遠慮なく言って下さい」と言ってくれたのです。
引用元:高市早苗 衆議院議員HP
この「短期間で国会事務所の撤収や秘書の再就職先探しもしなければならない」というのはとても大変なようで、秘書たちの再就職先の手配や、事務機器や家具等も廃棄処分にはコストがかかります。
そんな中、また山本拓さんがまた登場します。
私の秘書であった弟の再就職先となったのが、山本 拓事務所でした。山本代議士には、弟の他に、FAX機も引き取ってもらいました。
引用元:高市早苗 衆議院議員HP
そんなことで、苦手だった元同僚議員に親しみを感じるきっかけが出来たといいます。
そう、実は、高市早苗さんは同じ清和会(森派)所属の衆議院議員同士なので山本拓さんとは古くから面識はあったそうですが、あまり良い印象を持っていなかったそうなのです。
同じ清和会(森派)所属ですので、当然古くから面識はあったのですが、割と無愛想な人で、どちらかと言えば苦手な相手でした(夫の方も、「性格きつそうな女性だなあ」という悪印象を持っていたことが最近になって判明)。
引用元:高市早苗 衆議院議員HP
そして、実は山本拓さんの方も高市早苗さんに対して良い印象を持っていなかったそうなのです。
ここから、結婚に至るわけですから運命とは面白いものですよね。
山本拓のプロポーズとは?

親しみを感じるきっかけはあったとはいえ、ここからどのように結婚にいたったのでしょうか?
実は、高市早苗さんは衆議院議員選挙の落選を機に高市早苗さんの母から、忙しくないこの落選中に結婚相手を見つけたら?と勧められていたそうです。
高市早苗さんも40代を超え、結婚に対して漠然としつつも前向きに考えられる余裕ができた時期だったといいます。
そんな時にまた山本拓さんが傍にいたんです!
たまたま経済人の方々との意見交換する場で山本拓さんと同席する機会があり、結婚の話になったそうです。
企業役員の方々から「今のうちに高市さんに結婚相手を見つけてあげなければなりませんね」という話が出て、私からも「ちょうど結婚を前向きに検討したくなっていたところですので、御社の社員さんで良い方が居られたらお世話して下さいね」とお願いをし、盛り上がっておりました。
引用元:高市早苗 衆議院議員HP

なんとこの時の話を、山本拓さんが「実は耳をダンボにして聞いていた」らしく、翌月に高市早苗さんのところに山本拓さんから電話がかかってきたというのです。
その会話には参加していなかったものの実は耳をダンボにして聞いていたらしい山本代議士から、6月初旬に電話がかかってきました。「真剣に結婚相手を探しておられるんでしたら、僕もバツイチですので、立候補しますよ」
引用元:高市早苗 衆議院議員HP
高市早苗さんはとてもビックリしたそうですが、プロポーズされることが長年なかった分嬉しかったそうです。
プロポーズからの返事も最速

高市早苗さんは山本拓さんから交際0日でプロポーズを受けたあと、なんと一週間後にはOKの電話をして承諾。
2004年の6月に交際0日でプロポーズ、その3か月後の同年9月には正式に結婚し、政界きっての“おしどり夫婦”が誕生したというわけです。
高市早苗さん43歳、山本拓さん52歳の9歳差婚でした。
とんとん拍子すぎるほどの「スピード婚」ですが、幸せそうなのが本人のHPの言葉からも見て取れますね。
高市早苗と山本拓はなぜ円満離婚したのか?

2004年から2017年まで約13年間続いた二人の結婚生活。
「政界きってのおしどり夫婦」のはずが、2017年7月19日、揃って突然の離婚発表をしました。
高市早苗と山本拓の離婚理由

二人の離婚理由として挙げられたのが、「互いの政治的スタンスの違い」でした。
高市早苗さんは安倍派(清和政策研究会)、山本さんは石破派と、党内派対立が対立。
高市早苗さんが大臣として活躍する中で、山本拓さんは「我慢してきた」と、突然アイロンをかけていた高市早苗さんに離婚を切り出したそうです。
2人で暮らしている議員宿舎で夕食が終わり、主人がテレビを見ている横で、私が洗濯機を回したり、アイロンをかけていたところ、突然、切り出されたんです。“ずっと我慢してきた”って。都議選に負けた後、党内で色々と意見が飛び交っていた頃合いでしたね。そんなときでも、私が3年近く閣内にいるため、言いたいことも言えなかったようなんです。“勉強会を立ち上げるのも我慢したし、政策を考えても言えなかった”って」
引用元:デイリー新潮
互いの政治的スタンスの違いが大きく、それぞれの信念を貫いて政策活動に没頭したい
という政策に対する意見の相違が夫婦関係に影響したとされています。
もうひとつの離婚の要因

また、キャリアの違いも要因の一つとして挙げられており、旦那の山本拓さんが大臣職に就けないままだったのに対し、高市早苗さんは大臣職を歴任していたことが山本拓さんのストレスになっていたという見方もあります。
「山本さんは“嫁が大臣だから自分はなれない”“嫁さんが主で俺が従だからつらいよね”とこぼしていたことがあるようです」
などと悪い噂が流れるのはこの世界の常ではある。
引用元:デイリー新潮
高市早苗さんは、週刊新潮のインタビューで、ショックを受けつつも冷静に受け止めた様子を語っています。
「話の流れの中で“夫婦じゃなくなったら、あなたはもっと楽になれるんだよね”って、私の方から先に言っちゃったのかな……。それで、主人はドライですから、そのまま離婚届に判を押すことになったんです」
引用元:デイリー新潮
それでも、離婚の原因について高市早苗さんは自分の責任だと語りました。
「離婚の原因は、主人に嫌な思いをさせていた私にある。なんだか未練がましいですが、今はとても残念な思いでいっぱいです」
引用元:デイリー新潮
政治家同士の結婚ならではの複雑な事情が垣間見えますよね。

高市早苗がもう一度旦那に山本拓を選んで再婚

離婚から約4年後の2021年、二人の関係に転機が訪れました。
この2021年の自民党総裁選挙で高市早苗さんが出馬を決意すると、山本拓さんが早い段階から支援を表明したのです。
高市早苗さんが岸田文雄さんを猛追する健闘を見せた際、その陰で献身的に支えていたのが、なんと元旦那の山本拓さんだったのです。
山本拓さんの力の入れようは相当でだったと政治部デスクが証言しています。
「山本さんの力の入れようは相当でしたね。ご本人に自民党のトップは女性がいいという考えがあったそうで、高市さんへの応援は以前より決めていたのだとか」
引用元:デイリー新潮
この総裁選を通じて二人の関係が修復され、2021年11月下旬に再婚したことが関係者の証言で明らかになりました。
再婚したのは、山本拓さんが21年10月の衆院選で落選した直後でもあり、政治家としての挫折を経た山本拓さんを、高市早苗さんが支えるという構図があったといいます。
極秘裏に2021年11月下旬に再婚した際、山本拓さんが「高市」の姓を名乗るという事実も報じられました。
元々お互いを理解し合える同志的な関係があった二人にとって、政治的サポートが必要となったタイミングで関係を再構築することは自然な流れだったのかもしれませんよね。
高市早苗の旦那・山本拓が再婚後に脳梗塞を発症

再婚から約4年後の2025年1月、山本拓さんは脳梗塞で倒れてしまったのです。
治療の遅れもあり右半身不随という重い後遺症が残ったといいます。
このため、現在では日常生活で常に介助が必要な状態となっているのです。
この事実を高市早苗さんは2025年5月17日に行われた札幌講演の中で「今、家族介護を一人でやっています」と初めて公の場で公表しました。
「今、家族介護を一人でやっています」
5月17日、北海道・札幌で行われた講演会で驚きの告白をしたのは、自民党の高市早苗元政調会長(64歳)。夫で元衆院議員の山本拓氏(72歳)を介護中だと明かした。
引用元:週刊現代
旦那の山本拓さんは、「介護保険なんて使わない! 公的支援はプライドが許さない」と頑ななため、公的支援は受けられないといいます。
それでも、高市早苗さんは『夫のプライドを尊重したい』と、周囲の勧めを振り切ったとの声もあるようです。

このように高市早苗さんは現在、政治家として多忙な日々を送りながら、家庭では介護者としての役割も果たす二重生活を送っているようです。
高市早苗さんの今後の政治活動にも、旦那・山本拓さんの介護という現実が大きく影響することと思いますが、政治の動向と共に注目が集まりそうです。

