政界の「ポエム王子」として親しまれている小泉進次郎さん。
総裁選出馬で注目を集める中、やはり独特な言い回しの「進次郎構文」は常に注目されており、SNSでは新作を心待ちにするファンまで登場しています。
政治家でありながら“名言”とも“迷言”とも取れる独特なフレーズで世間を賑わす「進次郎構文」は、当たり前のことを繰り返すような表現が特徴です。
ですが、その独特な話法には4つのパターンがあるのをご存じですか?
今回はそんな小泉進次郎さんの名言・迷言を徹底収集し調査してみました。

進次郎構文とは?メディアも注目する独特な話法

① 当たり前のことを特別なことのように表現
② 同じ意味の言葉を2回繰り返す
③ 「○○である。だからこそ○○である」という循環論法
④ ポエム風の抽象的な表現
「進次郎構文」とは、小泉進次郎さんのA=A(AならばA)といった独特な言い回しを指すネット用語のことで「名言」「迷言」とも言われています。
この現象は、2019年9月の福島の汚染土の最終処分場について問われた際の発言「三十年後の自分は何歳か、発災直後から考えていた」がきっかけとなり、「小泉ポエム」としてブレイクしたと言われています。
「何かを言っているようで、何も言っていない」 と感じる中身のない表現なのですが、なぜかクセになるのが「進次郎構文」なのです。
小泉進次郎のとっておき迷言集・BEST20

ここでは、小泉進次郎さんの数ある発言から特に特徴的で、とっておきの迷言を一挙ピックアップ‼
「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っています」
「リモートワークができてるおかげで、公務もリモートワークでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それも非常に良かったことだと思っています」
「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べているというわけではない」
「政治に無関心であることは、政治に無関心のままでいられると思います。だけど、政治に無関係でいられる人はいません」
「調査では増えているから、増えたかどうか調査する」
「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
「反省していると言いながら、反省している色が見えないというご指摘は、私自身の問題だと反省しています」
「くっきりした姿が見えているわけではないけど、おぼろげに浮かんできたんです。46という数字が」
「子どもの声は騒音ではない」
「自由があるのが自由民主党。自由がないのが民主党」
「私は常に心がけていることは自分の話している言葉に『体温』と『体重』を乗せることです」
「気候変動のような大規模な問題に取り組むとき、それは楽しくなければならず、クールでなければなりません。それもセクシーでなければなりません」
「それをどういう意味かって説明すること自体がセクシーじゃないよね」
「アメリカっていうのは広い国です。大きい国です」
「悲観的な考えしか持てない人口1億2千万人の国より、将来を楽観し自信に満ちた人口6千万人の国の方が、成功事例を生み出せるのではないか」
「30年後の未来は、今から30年経つとやってくるんです」
「自分のターンが終了したとき、相手のターンになる」
「緊張して困る時は、全力でリラックスすればいいんだ」
「何事も一回やってみてください。次にやる時は二回目になりますから」
「初対面の時思ったんだ。まるで初めて会ったみたいだって」

小泉進次郎の迷言集には実は4つパターンがあった!

「進次郎構文」は一定パターンのようでいて、実はいくつかのパターンに分かれています。
①単なる繰り返しパターン

最も典型的な進次郎構文で、同じ内容を異なる言葉で繰り返すスタイルです。
今のままではいけない → だから今のままではいけない
約束は守るためにある → 約束を守るために全力を尽くす
②あたかも新しい発見パターン

誰もが知っている当たり前の事実を、あたかも新しい発見のように述べるスタイルです。
アメリカっていうのは広い国です。大きい国です
2月ってことは、あと1年でまた2月がくる、ということです
雪が積もるって事は、雪が降っているって事なんですよ
日本で1分が過ぎている間にもアフリカでは60秒が経過している
③抽象的すぎて意味わかんないパターン

比喩や詩的な表現を用い、抽象的で意味が捉えにくいスタイルです。
言葉に『体温』と『体重』を乗せる
くっきりした姿が見えているわけではないけど、おぼろげに浮かんできたんです。46という数字が
④自分について深堀るパターン

自分自身の発言や状態について言及するスタイルです。
反省していると言いながら、反省している色が見えないというご指摘は、私自身の問題だと反省しています
辞任するとは言ったが、辞任するとは言ってない
小泉進次郎の迷言として言いそうなことをパロディ化

進次郎構文はネット上で大きな話題を呼び、『進次郎構文で言いそうなこと』で多くのパロディ作品が生まれています。
進次郎構文は、なぜかクセになり心にも残ってしまう迷言・または名言として語り継がれています。
今後も小泉進次郎さんの発言から目が離せません。
そして「何も言っていないようで、実は何かを伝えようとしている」 進次郎構文の世界に、これからも引き込まれていく人が増えていくことでしょう。


