2025年9月に違法サプリメント問題で突然辞任したサントリーホールディングス元会長・新浪剛史さん。
サントリーの顔として知られ、ローソン時代から「経営のカリスマ」として知られ、10年以上にわたりサントリーの経営トップを務めた実力派経営者の年収に、改めて注目が集まっています。
「プロ経営者」として知られる新浪氏は、一体どれほどの報酬を受け取っていたのでしょうか。
この記事では、新浪剛史さんの「年収」について詳しく調査しました。

新浪剛史の年収の実態がローソン時代に判明

■ 新浪剛史(にいなみたけし)
■ 1959年1月30日生/66歳
■ 出身校:慶應義塾大学経済学部、スタンフォード大学留学、ハーバード大学経営大学院
■ 実業家、元株式会社ローソン代表取締役、元サントリーホールディングス株式会社代表取締役
新浪剛史さんの年収について、最も具体的な数字が報じられたのはローソン社長時代のものです。
ローソン社長時代の高額報酬が判明

新浪剛史さんはローソン社長として「1億9500万円の報酬」を受け取っていたことが明らかになっています。
「ローソンからサントリーHD社長になる新浪剛史氏は1億9500万円の報酬でしたが、ローソンは2月決算なので3月決算の高額報酬リストには登場しません。
引用元:HALZ人事メディア
そして、この情報には特に注目すべき理由があります。
開示義務の対象外
ローソンは2月決算のため、3月決算企業の高額報酬ランキングには登場しないものの、業界内では話題であったということです。
「HALZ人事メディア」の2014年の記事によると…
「話題になることが少ない」と指摘されているものの、業界関係者の間では知られていた事実 であり、 同世代CEO との比較としてセブン&アイHDの鈴木敏文会長の1億9300万円とほぼ同水準であったことがわかりました。
週刊誌が指摘する「1億円規模」の実態

新浪剛史さんについて「報酬1億円の消費増税派」として、財界トップクラスの高額報酬を受け取っていたことを報じています。
経済同友会の代表幹事で、サントリーの新浪(にいなみ)剛史社長は、児童手当の所得制限撤廃という政府の方針に「大反対」と強硬姿勢。(中略)
年収1億円を超える新浪さんには言われたくないわ。
引用元:SmartFLASH
さらに、テレビ朝日の玉川徹さんも番組で「億を超える役員報酬がある」と新浪剛史さんの高額報酬について言及しており、メディア関係者の間でも周知の事実となっていました。
「安いから米国で買ったと。日本で買えるものを。わざわざ米国で買って、知人に頼んでまで持ち帰ってもらう。そんなに安いのかっていう話。サントリーの会長ですから。億を超える役員報酬、それ以外にも収入源があるはず。
引用元:サンスポ
新浪剛史の年収でサントリー時代の報酬推定は?

サントリーホールディングスは非上場企業のため、個人別の役員報酬は詳細に開示されていません。
しかし、IR BANKの役員情報によると、新浪剛史さんは2024年12月において20万株(0.029%)のサントリー株を保有していることが確認されています。
新浪剛史
2024年12月の株式保有割合0.029%(200,000株)
引用元:IR BANK
• 基本報酬:年間1億円以上と推定
• 株式報酬:保有株式からの配当収入
• 業績連動報酬:サントリーの業績拡大に応じた変動報酬
• その他収入:講演料、経済団体での活動報酬
これらが、新浪剛史さんのサントリーホールディングス時代の報酬推定だったと思われます。
新浪剛史の年収を支える4つの収入源

新浪剛史さんの高額年収は、複数の収入源から構成されていると考えられます。
①役員報酬(メイン収入)
・ローソン時代:確認済み1億9500万円
・サントリー時代:推定1億円以上
②株式関連収入
・サントリー株:20万株保有(配当収入)
・その他投資:長年の資産運用による収益
③社外活動報酬
・経済同友会代表幹事:役職手当
・政府委員会:各種審議会での報酬
・講演活動:年間複数回の講演料
④顧問・アドバイザー料
・企業顧問:複数企業での顧問報酬
・投資ファンド:アドバイザリー報酬
これらのことから新浪剛史さんの推定年収1∼3億円となり、大企業CEOとしては中位から上位クラスに位置すると考えられます。
新浪剛史の年収の変遷と現在の収入源

新浪剛史さんの年収は、キャリアの各段階で大きく変化してきました。
新浪剛史の年収の変遷

一般的な商社員としての給与体系
• 43歳で社長就任時:推定数千万円
• 後期:確認済み1億9500万円
• 社長就任時:推定1億円以上
• 業績拡大とともに報酬も増加
• 会長職:推定最高水準
新浪剛史の現在の収入源

現在(2025年9月以降)
辞任により、サントリーからの報酬は停止しましたが、以下の収入は継続している可能性があります。
● 株式配当収入
● 講演活動
● 企業顧問報酬
● 資産運用収益
新浪剛史さんの年収について、確実に言えることをまとめると以下の通りとなります。
確認済み事実
• ローソン社長時代:1億9500万円の報酬
• サントリー株20万株保有
• 複数の収入源を持つ多角的な報酬体系
合理的推測として
• サントリー時代の年収:1-3億円規模
• 総資産:数十億円規模
• 年間総収入:ピーク時3-5億円の可能性
新浪剛史さんは、日本でも数少ない「プロ経営者」として、その実績に見合った高額報酬を受け取っていたことが確認できます。

2025年9月の辞任により、その輝かしいキャリアに幕を下ろしましたが、10年以上にわたりサントリーを世界的企業に押し上げた手腕は、確実に高額報酬に値するものだったと言えるでしょう。
現在も経済界では新浪剛史さんの動向に注目が集まっており、今後のキャリアや年収がどのように変化するかは、多くの関係者が注視するところとなっているようです。


