佐藤二朗が謝罪したのは何に対して?フジテレビへの怒りは撤回していません

当ページのリンクには広告が含まれています。

前日は「もうフジとは関わりたくない」と強い言葉で批判した佐藤二朗さんが、一夜明けた8日朝、「本当にすみません」とXに謝罪の投稿をしました。

フジテレビの詳細な声明の直後だけに、「フジテレビへの反論そのものを撤回したのでは」と感じた人も多いようです。

しかし投稿をよく読むと、謝罪した対象は前日の発言のうち、ごく一部だけでした。

映画「踊る大捜査線」新作での出演シーンを「全てカットしてほしい」と求めた部分の撤回であり、フジテレビへの不信感や「片方だけ寄り添う」という指摘までは撤回していません。

何に謝り、何を撤回していないのか、本人の投稿とフジテレビの声明をもとに、事実の範囲でたどっていきます。

スポンサーリンク
目次

佐藤二朗が謝罪したのは何に対してなの?

引用元:夫婦別姓刑事公式Instagram

佐藤二朗さんが8日に謝罪したのは、フジテレビへの反論そのものではありません

対象になったのは、前日7日夜の投稿にあった、映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開、本広克行監督)での自身の出演シーンについて「カットしてほしい」と要望した部分です。

フジテレビは7日、俳優の佐藤二朗さんと女優の橋本愛さんに関する一連の報道について、外部弁護士の調査・見解を踏まえた文書を公式サイトで公表しました。

約5300文字にわたる長文で、出演に至るまでの経緯や、撮影時の配慮事項の共有・調整の過程、その後の対応が説明されています。

この中でフジ側は、佐藤さんの一連の言動について「ハラスメントと評価される」との見解を示し、主演を務めた2人に対して大きな負担と心労をかけたとして謝罪しました。

これを受けて佐藤さんは同日夜、Xで

フジテレビは、なぜ、そこまで片方だけに寄り添うんでしょうか。残念です

と反論を投稿。

続けて、本広克行監督や「踊る」関係者に向けて

「僕のところは全てカットしてほしい」と要望し、「僕は心から、もうフジとは関わりたくないです」

と結びました。

8日、佐藤さんはこの「カットしてほしい」という要望の部分だけを名指しして「取り消します」と謝罪しています。

フジテレビへの不信感や、局との関係についての発言まで撤回したわけではありません

検索すると、フジテレビ側の謝罪と佐藤さん側の謝罪の両方が結果に混ざって出てくるため、どちらの話なのか分かりにくくなっている面もあります。

ここでは、佐藤さん本人が何に謝ったのかという点に絞って見ていきます。

スポンサーリンク


「本当にすみません」で謝った内容

8日の投稿で佐藤さんは、前日の「カットしてほしい」という要望について、「どなたかのお叱りの指摘が至極正しいと思い」と述べたうえで、撮り終えたシーンを「カットして」は本広監督をはじめ多くの関係者に迷惑をかけると受け止めたと説明しています。

そのうえで「その部分は心より謝罪し、取り消します」とつづりました。

あわせて、自分が出演したシーンについては「使われてもカットでも、僕に異論はございません」として、判断を制作側に委ねる姿勢を示しています。

謝罪の言葉自体は強いものですが、対象は前日投稿の中でも特定の一文に絞られている点がポイントです。

フジテレビの声明そのものへの評価や、局との関係についての言葉には触れていません。

スポンサーリンク

撤回したのはどの部分か

撤回されたのは、7日夜の投稿のうち「カットしてほしい」という要望部分のみです。

同じ投稿にあった、フジテレビの対応への疑問や、局との関係を見直すという趣旨の言葉については、8日の投稿でも取り消すとは述べていません。

投稿の最後には「投稿、これを最後にします」と、この件についての発信をひとまず区切りたいという意向も記されていました。

謝罪イコールこれまでの発言すべての撤回、と受け取るのは早合点といえそうです。

撮影済みのシーンを実際にカットするかどうかは、8日時点で結論が出ていません。

映画は9月18日の公開が予定されており、出演シーンの扱いは今後の制作側の対応を見守る必要があります。

スポンサーリンク

フジテレビの声明からわずか一夜で起きた時系列

まず、ここまでの流れを一覧にしておきます。

7月1日

文春オンラインが、佐藤さんの共演者への言動を問題視する報道。

佐藤さんの事務所と本人がXなどで反論。

7月2日

フジテレビが「遺憾」としつつ、男性俳優への厳重注意と再発防止要請は事実とコメント。佐藤さんの事務所も、専門家の見解としてハラスメントには当たらないと説明。

7月3日

佐藤さんが改めてXを更新し、「嘘はやめて下さい」と強い言葉で報道内容を否定。

投稿は1時間で表示回数340万件を超えた。

7月7日

フジテレビが外部弁護士の調査・見解を踏まえた詳細な文書を公式サイトで公表

主演2人への謝罪と「ハラスメントと評価される」との見解を明らかに。

7月7日夜

佐藤さんがXでフジテレビへの反論を投稿。「カットしてほしい」という要望と「もう関わりたくない」という言葉も。

7月8日

佐藤さんが要望の一部を「取り消します」と謝罪・修正する投稿。

この流れで見えてくるのは、フジテレビの声明、佐藤さんの反論、佐藤さんの部分的な謝罪という順番です。

フジテレビが7日に新しい謝罪を追加したわけではなく、動いたのはあくまで佐藤さん側の投稿だという点は押さえておきたいところです。

もともとの発端は今月1日、文春オンラインが佐藤さんの共演者への言動を問題視する報道をしたことでした。

佐藤さんの事務所と本人はその日のうちに反論し、フジテレビも2日、局として厳重注意と再発防止を求めたことは事実だと認める一方、報道内容には「遺憾」との立場を示していました。

佐藤さんは3日にも改めてXを更新し、「嘘はやめて下さい」と強い言葉で報道内容を否定。

この投稿は1時間で表示回数が340万件を超えるなど、関心の高さがうかがえました。

膠着した状態が続く中で出てきたのが、7日の詳細な文書公表だったという流れです。

文春オンラインの報道から1週間ほどの間に、フジテレビ側のコメントが複数回、佐藤さん側の投稿も複数回と、双方の発信が入れ替わり立ち替わり出てきたことも、話が分かりにくくなっている一因といえそうです。

スポンサーリンク


なぜ「カットして」の部分だけ撤回したのか?

佐藤さんは8日の投稿で、撤回の理由を自分の言葉で説明しています。

「どなたかのお叱りの指摘が至極正しいと思い」と前置きし、「カットして」という要望が本広監督をはじめ多くの関係者に迷惑をかけると述べました。

つまり、フジテレビ側から何らかの申し入れがあったからではなく、周囲からの指摘を受け止めた結果として、自主的に取り消したという説明です。

誰からの、どのような指摘だったのかという具体的な部分までは、本人の投稿から確認することはできません。

あくまで佐藤さん自身の言葉として、そう説明されているという段階で受け止めておくのが安全そうです。

投稿の最後にある「投稿、これを最後にします」という一文も、今回の一連の発信をいったん区切りたいという意向の表れとみられます。

一方で、フジテレビへの強い言葉や、局との関係についての発言まで見直したとは書かれていません。

撤回したのはあくまで「踊る」の関係者に向けた要望の部分だけ、という点は、8日の投稿を読む限り変わらないようです。

スポンサーリンク

佐藤二朗とフジテレビとの認識は一致したのか

ここが今回、いちばん誤解されやすいところです。

フジテレビは7日の声明で、主演を務めた2人の俳優に大きな負担と心労をかけたとして、制作側としてお詫びする立場を示しました。

二次被害をこれ以上広げないため、経緯を正確に伝える必要があると判断した、というのが局側の説明です。

撮影時の配慮事項が男性俳優側に十分共有されていなかった点や、その後の対応に課題があった点についても認めています。

ただし、これはあくまで制作過程での対応についての謝罪であり、報道された内容そのものを全面的に認めたというものではありません。

フジ側は外部弁護士の見解として、佐藤さんの一連の言動を「ハラスメントと評価される」としていますが、佐藤さん側がこの評価に同意したことを示す投稿は、8日時点では確認できません。

一方、佐藤さんが8日に謝罪したのは、自分がXに書いた「カットして」という一文についてであり、フジテレビの説明内容そのものを受け入れた、という意味ではありません。

佐藤さんと事務所は、これまで専門家の見解としてハラスメントには当たらないと主張してきた経緯もあります。

謝罪と反論がほぼ同時期に重なったことで、外から見ると「フジテレビと佐藤さんの間で話がついた」ように映りやすいのですが、8日時点の投稿を見る限り、両者が同じ結論に達したとまでは言い切れません。

謝罪はしていても、和解したとは限らない…この温度差は、しばらく尾を引きそうです。

スポンサーリンク


Xでは擁護派から批判に転じる声も・受け止め方に変化

8日の撤回投稿について、素直に一部を取り消した点を「誠実」と評価する声がある一方、以前からの一連の投稿を「謝罪のない反論」「開き直りに見える」と受け止めていた層からは、フジテレビへの反論そのものは撤回していない点に注目する声も出ています。

「カットしてほしいという要望を取り下げたのは筋が通っている」

という好意的な見方がある一方、

「フジとは関わりたくないという部分は変わっていない」

「謝る場所が違うのでは」

といった厳しい見方も見られ、当初は擁護寄りだった層の一部からも距離を置くような反応が出てきているとの指摘もあります。

一方で、

「作品への思いは理解できる」

「一部でも謝罪したことは誠実だった」

と受け止める声もあり、X上の意見は大きく二分されています。

また、報道の争点とはずれる形で、ハラスメントを訴えられた側である橋本さんに対しても心ない声が向けられる場面があったと指摘されています。

撮影済みの映画シーンが実際にどうなるのか、9月18日の公開に向けて今後も動きが出てきそうです。

この先どちらの見方が優勢になるかは、まだ読み切れない部分です。

今回佐藤二朗さんが謝罪したのは、「カットしてほしい」という要望についてであり、フジテレビへの不信感や反論そのものを撤回したわけではありません。

謝罪と反論が同時に存在している点が、今回の騒動をより複雑に見せているといえそうです。

スポンサーリンク
目次