2025年10月、自民党総裁に就任し、日本初の女性首相となった高市早苗さん。
政治の世界で強い存在感を放つ高市早苗さんですが、意外にも政治家になる前はテレビキャスターとして活動していた時期があり、ちょんまげ姿でテレビ画面に登場したキャスター時代がありました。
高市早苗さんのキャスター時代に興味がある方も多く、どのようなエピソードが隠されているのかも気になります。
そこでこの記事では、高市早苗さんのキャスター時代にスポットを当て詳しく調査してみました。

高市早苗がテレ朝のキャスター時代(1989年3月~1990年10月)

高市早苗さんのキャスターデビューは1989年3月、テレビ朝日からスタートしました。
当時、米国留学経験と下院議員スタッフの経験を買われ、政治について語れる新人キャスターとして抜擢されました。
高市氏のキャスターとしての初出演は平成元年4月。テレビ朝日の深夜番組『水曜プレステージ』で、女性をターゲットとした情報番組だった。
引用元:産経新聞

・「こだわりTV PRE☆STAGE」(別名:水曜プレステージ)
・共演キャスター:蓮舫氏(当時女子大生タレント)、飯星景子氏
・放送時間:午前1時~4時半の深夜生番組
・番組コンセプト:女性をターゲットとした情報番組
当時番組を担当していた村上信夫・茨城大特任教授(現在67歳、メディア論)は、高市早苗さんについて「のみ込みが早く優秀だった」と評価しています。
キャスターとしての高市氏の能力に関して、村上教授は「のみ込みが早く優秀だった」と振り返る。
引用元:産経新聞
蓮舫さんはまだ女子大生だったんですね!
この二人がこんな若い頃から一緒にお仕事していたとは意外です。

高市早苗がフジテレビのキャスター時代(1990年11月~1992年頃)

1990年11月、高市早苗さんはフジテレビの朝の情報番組「朝だ!どうなる」のメインキャスターに転身しました。
この番組は1990年11月5日から1991年3月29日まで放送された平日朝の情報番組で、高市早苗さんは決まり文句として「今日も元気に恋してますか?」と視聴者に呼びかけていました。
“ちょんまげ事件”の真相

番組で時代劇をテーマにした回があり、キャスターがちょんまげのかつらをかぶらされるシーンがありました。
高市早苗さんは「大学でいろいろ言われる」と難色を示したものの、最終的にはちょんまげ姿を披露したというエピソードが明かされています。
時代劇をテーマにした回では、キャスターがちょんまげのかつらをかぶらされるシーンがあった。高市氏は「大学でいろいろ言われる」と難色を示したものの、「結局やってもらった」と村上教授。
引用元:産経新聞
そんな捨て身のサービスをしてくれてい時期があったんですね!
セクハラ問題を先駆的に取り上げ

当時のテレビ界で「おそらく初となる『セクハラ』をテーマに取り上げた放送」を行い、福島瑞穂氏(現社民党党首)をゲストに迎えた先進的な取り組みも行っていました。

テレビ界でおそらく初となる「セクハラ」をテーマに取り上げた放送では、福島瑞穂氏(現社民党党首)をゲストに迎えた。
引用元:産経新聞
一般カップルの結婚式を生中継

芸能人の結婚式のテレビ中継が流行していた時代に、一般公募のカップルの式を番組で生中継し、高市早苗さんも感動して号泣していたという微笑ましいエピソードもあります。
当時芸能人の結婚式のテレビ中継が流行っていたのを逆手に取り、一般公募のカップルの式を番組で生中継。それなりにドラマがあり、高市氏も感動して号泣していたという。
引用元:産経新聞

キャスターから政治家への転身

高市さんはタレント事務所にスカウトされ、テレビの若手論客として注目されるようになった後、政界へと転身しました。
当時の高井早苗さんを知る人物によると、「松下政経塾で学んでいる時、彼女はアメリカにも渡っています。民主党の有力女性議員の個人事務所で仕事していたという話だから、かなり触発されたはずです」と語られています。
「松下政経塾で学んでいる時、彼女はアメリカにも渡っています。民主党の有力女性議員の個人事務所で仕事していたという話だから、かなり触発されたはずです。彼女はイギリスのサッチャー元首相に心酔していて、強い女性に憧れを抱いていたんじゃないかな。帰国後、食事をした際に“政治家になりたい”とはっきり言っていました」引用元:デイリー新潮
村上教授は、キャスター時代からの高市早苗さんの変化について次のように分析しています
村上教授は「以前は『それでは視聴者がついてこられないぞ』と注意するくらい早口だったが、今はゆっくり間を取り、相手の反応も見ている。政治家としてのテクニック、修練を積んだからか」とみる。
引用元:産経新聞

高市早苗さんのキャスター時代は、自由で開放的な一面を見せていた時期でした。
蓮舫さんとの共演や”ちょんまげ事件”など、数々のエピソードが当時の高市早苗さんのの人柄を物語っています。
特に注目すべきは、セクハラ問題を先駆的に取り上げるなど、社会問題に対する意識の高さがすでにこの時代から見られていたことですよね。
また、早口だった当時から現在のゆっくりとした話し方への変化は、政治家としての成長と経験の積み重ねで得たものといえるでしょう。
TVを通じて培った表現力は、政治家としての大きな武器となっているようです。


