2025年9月10日、市議会による不信任の議決を受け、伊東市の田久保眞紀さんが議会を解散しました。
田久保真紀さんは、学歴詐称問題をめぐり大きな注目を集めてきましたが、「経歴」について改めて注目が集まっています。
そんな田久保真紀さんの経歴の流れを時系列でわかりやすくお伝えします。

田久保真紀の経歴・幼少期∼青年期の頃

■ 田久保眞紀(たくぼまき)
■ 1970年2月3日生/55歳
※2025年現在
■ 千葉県船橋市出身
➡ 10歳の時父親が病死
➡ 中学校3年生の時静岡県伊東市へ
➡ 伊東市立北中学校、静岡県立伊東城ヶ崎高等学校を卒業
田久保真紀さんは千葉県船橋市出身です。
田久保真紀さんは10歳の時に実の父親を病気で亡くされました。
その後、不登校気味になってしまったのもあり、中学校3年生の時に千葉県船橋市から現在の静岡県伊東市へと引っ越してきました。
10歳の時に父が病死した。学校に通えなくなる時期もあり、中学3年で自然豊かな伊東に転校。
引用元:東京新聞

伊東市立北中学校を卒業し、静岡県立伊東城ヶ崎高等学校に進学し卒業しています。
当時は転校生というのもあってか、目立たず地味な生徒だったようです。
「3年の1学期に転校してきました。当時は目立たず、地味な印象でした。県立伊東城ケ崎高校(現在は閉校)に進み、郷土研究部に所属していました」
引用元:文春オンライン

田久保真紀の経歴・大学時代の進学と除籍

➡ 東洋大学法学部は進学したが「除籍」
➡ 趣味であるアメリカンバイクに乗り、大学時代は自由奔放だった
➡ アマチュアのハードロックバンドでボーカルをしていた
そして田久保真紀さんは、学歴詐称として問題となった東洋大学法学部に進学しました。
ですが、後に進学したものの「除籍」となり卒業はしていなかったことが判明し、田久保真紀さん自身もこれを認めています。
田久保真紀さんは、自身のプロフィールでも紹介している通り「バイク」や「車」が好きで趣味としており、「若い頃はおてんばだった」と自らも会見で語っていました。
田久保氏は、「正直に申しますと、大学時代の後半は特に自由奔放な生活をしていた。当時は今と違って携帯電話もなく、私がバイクに乗っていろいろなところに行ってしまって、住所不定のようになったり連絡がつかなかったような状況もあった」とはにかみながら説明していた。
引用元:NEWSポストセブン
また、大学時代に没頭していた趣味としてアマチュアのハードロックバンドを結成していました。
バンドではボーカルを務めており、真剣にメジャーデビューを目指していたのだそうです。
田久保氏が東洋大学時代にバンドのボーカルとしてメジャーデビューを目指していたことや、アメリカンバイクに乗っていたことなど、学生時代の様子も紹介された。
引用元:ENNTAMEnext

最新の情報によると、田久保真紀さんは大学時代に金髪バンドマンの彼氏と同棲をしていたという意外な一面もあったようです。
「下宿先が一緒でした。彼女は学生時代、ロックバンドのボーカルだったそうですが当時、金髪でギターを背負ったバンドマン風の彼氏と同棲していた。けれど2年生になる頃、急に姿を見なくなったのです」
引用元:文春オンライン
姿をみなくなった⋯というあたりは、もう大学へ通っていなかったということなのでしょうか。

田久保真紀の経歴・職歴と市民活動

➡ バイクライダー便、イベント派遣会社、広告業界独立、カフェオーナーの職歴
➡ 自然派志向カフェsoraを経営、現在休業中
田久保真紀さんは、大学を除籍になった後、原稿などを運ぶバイク便ライダーの仕事をしていたそうです。
東京の大学を除籍された後、マスコミの原稿やフィルムを運ぶバイク便ライダーに。
引用元:東京新聞
その後、イベント派遣会社勤務、広告業界での独立するなどの職歴を経て、2010年に伊東市へ戻りカフェを開業したといいます。
その後、イベントに人材を派遣する会社に勤務し、広告業界で独立した。2010年ごろに伊東にUターンしてカフェを開いた。
引用元:東京新聞

田久保真紀さんのカフェは、伊豆高原にある自然派志向のカフェ「sora」というカフェを経営されており、現在は休業中となっています。

田久保真紀の経歴・メガソーラー反対運動時代

➡ 「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会」の代表として就任
➡ 細野豪志衆議院議員も同行した国会議員8人と共に陳情を行った
田久保真紀さんは、「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会」で事務局長から代表に就任し、2018年には経済産業省へ陳情を行いました。

当時、国会議員ら8人の中には地元議員・細野豪志衆議院議員も同行しており、その中の紅一点の代表として田久保真紀さんは参加しました。
伊東市が事業着手に同意しない中、業者による森林の伐採などが違法なものであることを訴えました。

田久保真紀の経歴・政治家時代

田久保真紀さんは、2019年9月22日に伊東市議会議員選挙では市議会議員に初当選しました。
市議会議員は2期目も務め、その期中に市長選へ転じました。


そして、2025年4月4日に、任期満了に伴い伊東市長選出馬を表明し、同年5月の市長選で現職・小野達也氏に勝利し、5月29日に第21代市長として就任しました。
伊東市役所「市長のプロフィール」は、2025年8月6日に更新されています。
田久保真紀の経歴・時系列で整理

田久保真紀さんの経歴を時系列にして、わかりやすくまとめてみました。
時期 | 出来事 |
1970年2月3日 | 千葉県船橋市で誕生 |
中学3年生 | 静岡県伊東市へ転居 |
高校卒業 | 伊東城ヶ崎高校を卒業 |
大学進学 | 東洋大学法学部入学 → 除籍(卒業未達成) |
2010年 | 伊東市へ帰郷、カフェ経営 |
2018年 | メガソーラー反対運動で代表として活動(陳情など) |
2019年9月 | 市議会議員に初当選(1期目) |
2023年 | 市議会議員 2期目 |
2025年5月25日 | 市長選で当選(市長に) |
2025年5月29日 | 第21代伊東市長として就任 |
同年夏以降 | 学歴詐称疑惑が表面化 |
2025年9月1日 | 不信任決議が全員一致で可決 |
2025年9月10日 | 市議会解散 |
田久保真紀さんは、多彩な職歴や市民活動を経て伊東市の市長として市政のトップに立ちました。

ただ、学歴詐称疑惑から始まった問題は、市民だけではなく伊東市全体の信頼に対しても大きな影を落としました。
伊東市の議員や市民からは丁寧で誠実な説明が求められており、今後の田久保真紀さんの対応が市民からの評価を大きく左右していくことと思われます。
